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​ストーリー

 「私は自分の兄に殺されました……」妹の独白から紡ぎ出される物語。当時浪人生だった兄が大学生の妹を殺した、家庭内殺人事件。それから12年の刑期を終え、兄が出所して家族の元へ戻ってくる。

 刑期を終えること、それで彼は罪を償ったのか。罪を償う方法など誰も教えてはくれない。家族の中で次第に感情が高まり、ついに大きな波となって押し寄せる。妹が死の直前に言った言葉、「お兄ちゃんには夢がないね」それは、兄にとってどのような意味を持っていたのか……。

​ 贖罪・悲嘆・憎悪、これは人の命の尊さと、愚かさの物語。

 


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